| 【一般質問の模様】 |
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■高島陽子
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出産に係る環境整備と助産師確保と活用についてお尋ねします。
きのう村石議員からも質問がありました県立須坂病院の産科を休止とする問題に関連し、お尋ねします。
地域の身近な分娩施設で出産をと願う住民からは、新たに医師を確保の上、同産科の継続を求める声が高まり、母親らによって構成された市民団体を中心とした取り組みによって多数の署名が先刻知事のもとに直接届けられたことは新聞やテレビの報道で取り上げられたところです。その際に、知事が7.5キログラムの妊婦ジャケットを身につけた姿も伝えられ、出産直前の母親の生活や思いに理解を示されていたように感じられました。
命を授かる重さは、当然、妊婦一人だけで引き受けられるものではなく、妊娠の段階から出産に至るまで順調に経過するよう母子の健康を見守る仕組みがあってこそ、安心の子育てにつながることは言うまでもありません。
私は、下の2人の子を助産院で出産する際に、県立須坂病院の産科で後期の健診を受けました。地元住民と、そして地域を越えて、県民全体の願いに立った出産環境整備に関して衛生部長にお尋ねします。
まず一つ目は、出産を取り巻く環境の変化で、何よりも休止の判断につながった産科医の不足が深刻となっている背景についてどう認識されていますか。
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◎衛生部長
(渡辺庸子)
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産科医不足の背景でございますけれども、少子化に伴う出産数の低下や不規則な勤務体制、医療過誤に関する訴訟による心理的・経済的負担などが産科を希望する医師の減少を加えていることに加えまして、厳しい労働環境からくる離職や、20代の若年層におきましては3分の2を占めている女性医師の出産、育児などによる離職が産科医不足の背景にあると考えております。
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| ■高島陽子 |
女性医師の働き方の問題が今お答えにありましたけれども、県が女性医師ネットワーク協議会を開き、支援を進める方向で検討していることはさきの定例会でも質問させていただきました。このたび県医師会が編集、発行する「長野醫報」9月号で「女医さん奮闘記」を特集していました。県内に勤務する9人の女性医師が仕事を続けながらそれぞれの家庭や暮らしをいかに苦労しながらやりくりしているかを取り上げていました。その中で、「全ての医師に人間らしい人生を」、「男性医師支援!家事・育児と仕事の両立を」といった訴えは特に切実でした。
こうした声にもありますが、医療従事者は大変公的な性格の強い職務との観点から、労働環境や勤務条件など、県もできる限りの実態把握に努めていただきたいと思いますが、衛生部長からその実態について一面でもよろしいのでお答え願いたいと思います。
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◎衛生部長
(渡辺庸子) |
現在、問題になっております産科領域の調査についてお答えいたします。
昨年の12月に行った県の調査によりますと、分娩を扱う県内病院の常勤の産科医の状況でございますけれども、1週間に59.2時間の勤務の上、短期拘束につきまして、オンコールと言っておりますけれども、それは月に9.9回といった実態でございます。産科医で一番働いている産科医は1週間に100時間という、そんな状況もございました。
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| ■高島陽子 |
今、お答えがあったように、実態の把握には努められていると思いますが、そうした実情をぜひ県民とも情報共有して、医師を初めとする環境改善と体制整備を推進していく必要があると思います。これは要望といたします。
ところで、現在、県内各地で、産婦人科の看板を掲げながらお産は取り扱わないとする施設が少なくありません。見聞きし、知る限りにおいて、ここ10年近く、いや数年のうちに、殊にいわゆる開業医である診療所でにわかにそれが増加しているとの実感があります。その数や割合はどうなっていますか。分娩をしなくなったのは医師の高齢化にもよるものだと思いますが、ほかにどんな原因が考えられますか。
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◎衛生部長
(渡辺庸子) |
分娩を休止あるいは廃止した施設の実態と原因に関してでございますけれども、県内の分娩を取り扱う病院、診療所の数は、平成13年の68施設から現在は49施設に減少しておりまして、18年度以降では5病院4診療所で分娩を休止あるいは廃止しております。
先ほど産科医不足の背景として申し上げました幾つかの要因が分娩の休止、廃止の原因になっているものと考えております。
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| ■高島陽子 |
今、お答えがありましたように開業医が分娩を引き受けなくなっているという実態があります。全国で見ると病院と診療所とで分娩を引き受ける比率というのは半々であるのに、長野県においては3分の2以上が病院で占めている実態もあるようです。さきの今井議員の質問にお答えもあったように、長野県では町の中でお産をする施設が大変少なくなっているということは非常に危機的だと思われます。
それとともに考えなくてはならない一つに助産師の問題があると思います。
医師だけでなく、産科医のパートナーともいうべき助産師とて、置かれている状況は大変厳しいという指摘があります。現在はその数も十分ではないとの観点から、県は助産師支援検討会をスタートしました。助産師の仕事は、日ごろ目に見えない場所でも、そして大抵の医療従事者がそうでありますけれども、昼夜問わず働く者が少なくありません。負担の大きな産科医師を単に支え助けるといった、いわば補完的な勤めにとどまることはありません。妊産婦にとっては分娩での積極的なサポートのみならず、医師には直接できない相談に乗るなど、助産師は、妊娠初期から出産、産褥期以降も、そして赤ちゃんにとっても頼れる存在です。
さて、その検討会では、助産師外来や院内助産所の普及についても具体的な議論があるようです。助産師外来は、きのうの御答弁にもあったように、取り組みが既に始まっていますけれども、さらに助産師の知識や技術、経験を生かすためにも、特に院内助産所の設置を前向きに検討することはどうでしょうか。先行的に導入している医療機関をモデルに、実現も視野にシステムの設計に取り組むことはできないか。衛生部長にお尋ねします。
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◎衛生部長
(渡辺庸子) |
院内助産所についてお答えいたします。
助産師支援検討会におきましても、院内助産所の設置につきましては前向きに検討していくというようなそんな議論がなされております。
ただ、これをやっていくためには、現場の助産師のそれをやりたいという意思と、それと指導してくださるドクターの意見が一致しないと、なかなか病院における院内助産所というのは設置するのは困難と考えております。
ですから、今現在、院内助産所の設置をしている医療機関というのは県内ではございませんけれども、できるだけそのような医療機関をふやしていくように県といたしましても支援をしてまいりたいと考えております。
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| ■高島陽子 |
助産師のマンパワーの活用のためにも、ぜひ県の強いリーダーシップと調整のもとに導入されていくことを強く求めます。
さて、県立須坂病院に戻ります。
きのう知事もあらゆる手を尽くすとの覚悟を述べられたので、大いに期待するところです。一方で、地域で身近な分娩施設を自分の産む場所として選びたいとの声にこたえるべく、産科の存続のためには医師確保のほかにもあらゆる手段や可能性を模索することも欠かせないと考えますが、仮に産科が休止となった場合、今、産科に14人いる助産師は今後どうなるのでしょうか。処遇などの見通しについて衛生部長にお尋ねします。
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◎衛生部長
(渡辺庸子) |
須坂病院の産科休止に伴います職員の処遇についてお答えいたします。
産科におきましては、医師とともに、助産師の役割は大変重要であると認識しております。須坂病院の産科につきましては、当面、平成20年4月以降分娩は休止といたしますけれども、妊娠8カ月までの妊婦健診や切迫流産等の救急対応、ほかの病院で出産した後の産褥期の入院等につきましては今後とも御利用いただけるよう体制を整えております。
こうした業務のほか、産後の育児不安や母乳トラブルへの対応を行うために助産師が必要となりますので、引き続き配置してまいります。
いずれにいたしましても、地域の皆様が安全、安心な出産ができますよう、また出産後の質の高いケアを受けていただけるように最大限の配慮をしてまいりたいと考えております。
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| ■高島陽子 |
助産師に関しては、単に勤務助産師の身分保障という点にとどまらず、出産の介助ができる人材を分娩にかかわる有効な資源ととらえ、それをできるだけ損なったり流出させないよう、可能な限り活用する道筋を探っていっていただきたいということを強く要望いたします。
次に、子供に係る施策の推進体制についてお尋ねします。
去る7月20日の県行政機構審議会で示された知事部局再編案たたき台案について教育長と総務部長に質問いたします。
それによると、社会部と衛生部がまとまって健康福祉部門となるようですが、こちらも、きのうの村石議員からの質問同様に、広く福祉全般を担う社会部と高度に専門的な衛生部とを一体とすることには違和感があります。その上に、これまで教育委員会にあった私学振興、青少年対策業務をそれぞれ総務部と企画部に動かし、現在はこども支援課にある保育行政を大きくなった健康福祉部門に移すとのことです。もともと、こども支援課の設置は、子供に関する業務や事業が国の縦割り組織の弊害を排除するといったねらいから行われたと記憶しています。子供に関する課題を一元的に引き受けてくれる行政機関は県民にとっても親しみを感じられると思いますし、県内の市町村でもこうした体制をとっているケースは少なくありません。
改めて、今、これまでのこども支援課の業務内容や取り組みの現状、課題などについて山口教育長にお尋ねします。
こども支援課が一定の期間を経て上げてきた成果についてどのように評価されていますか。お答えください。
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◎教育長
(山口利幸) |
こども支援課の業務内容及びその取り組みの現状、あるいは成果、課題についてのお尋ねでございます。
こども支援課の業務内容につきましては、主に幼児教育や家庭教育、地域教育に関する業務、児童館、児童クラブや保育所などの運営を支援する業務、子供の権利に関する相談や普及啓発に関する業務等でございます。
取り組みの現状につきましては、子供たちが成長していく過程を、家族を初め大勢の友達や集団、また地域のさまざまな人々とかかわりながら人格や人間形成の基礎を養う重要な時期であると考え、子供の発達や子供の権利の視点から子供支援の施策に取り組んでいるところでございます。
成果につきましては、子供たちが放課後に安全で健やかに過ごせる居場所づくりについて、文部科学省の放課後子ども教室と厚生労働省の放課後児童クラブの両事業を連携して放課後子どもプラン事業として取り組むこととなり、市町村において円滑に事業が導入できるよう、こども支援課において総合的な支援をしております。
また、こども支援課の中にこどもの権利支援センターを設置し、子供たちや保護者から寄せられる相談に対しまして、子供たちが安心して生活を送れるよう、子供の立場に立った問題の解決を支援し、一定の評価をいただいていることなどでございます。
課題と思われる点でございますが、子育てと仕事の両立を可能とする環境づくりを進めるためには企業など労働とのかかわりが大きいこと、子供の発達の視点においては幼児期の健康診断など保健との連携が必要であること、また、自立支援に向けた障害児への対応や一人親への支援などは福祉との連携が不可欠であることなどから、教育委員会といたしましては効率的かつ効果的に福祉と教育の横断的あるいは一体的な施策を展開することに大きな課題があると考えております。
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| ■高島陽子 |
そうすると、今のお答えではこども支援課が担っている役割というのは非常に大きいというとらえ方もできるのではないかと思います。
それで、かつて県子育て応援プランという名称だった計画を17年にリニューアルした長野県版の次世代育成行動計画、信州はぐくみプランを見渡しても、今教育長の方から御指摘があったように大変多岐にわたった内容となっております。
大きく三つの基本理念が、子供、家庭、地域をはぐくみとなっており、17年から成果目標として掲げている各項目の目標達成年次はひとまず平成21年となっています。この実施状況、そして21年までに本当に計画が達成されるのかどうか。簡単でよいので教育長の見方を御説明願います。
さらに、子供をキーワードにして、保育や教育、男女共同参画、健康、若者の就労、障害者の療育など、はぐくみプランが引き受けている以上、何らかの体制を整えてプランの推進に臨むべきだと考えますが、教育長のお考えをお答えください。
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◎教育長
(山口利幸) |
子供に関する今までの計画の現状と成果についてまずお答えいたします。
県では、これまでに、仕事と家庭の両立支援を中心とした子育て応援プランを策定し、子育て支援を推進してまいりました。しかし、少子化の一層の進行や児童虐待の深刻化等、子供を取り巻く環境の変化によりまして計画を見直すこととし、次世代育成支援対策推進法に基づきまして、次世代育成支援行動計画、信州はぐくみプランでございますが、これを策定しまして取り組んできたところでございます。
子育て応援プランの成果としましては、保育施設の整備目標として設定した達成目標が休日保育では228%、児童クラブでは150%になるなど、成果があったものと認識しております。
次に、信州はぐくみプランの事業、施策の実施状況と今後の見通しについてでございますが、この信州はぐくみプランは平成17年度から5年間で取り組む事業についての目標を設定し、毎年11月に事業の進捗状況の詳細について公表することとなっております。
保育所の一時保育や放課後児童クラブなどの事業のほか、今回補正予算でお願いしてございます地域子育て支援拠点事業や病児・病後児保育事業に対する市町村の積極的な取り組み状況から推測しますと、計画はおおむね順調に推移しているものと思われます。
ただ、議員御指摘のように、非常に広範囲な中身を持っておりまして、例えば最終年度における目標、いじめの発生件数、こういったものにつきましては調査方法の変化のこともございまして難しいではないかと思っておりますけれども、今後も市町村と連携、協力しながら目標達成に向けて取り組んでいきたいと、こう考えております。
ただし、先ほども申し上げましたとおり、県という組織のレベルにおきまして、福祉関係、あるいは保健関係、あるいは労働関係、多岐にわたっておりまして、議員御指摘のように市町村ではそういう一体的な取り組みをしているところがあるということは承知しておりますけれども、なかなか県レベルでの体制はそういう形には、やってみて非常に難しいと。やはり、小回りのきく市町村においての工夫というものは十分承知しておるんですけれども、先ほど申し上げたように非常に大きな課題を感じております。
以上でございます。
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| ■高島陽子 |
今、教育長からお答えがありましたように、県のレベルで子供の施策、業務を一体的に引き受けるということは非常に難しいというようなお答えがありました。これは、今後、整理して、もしかしたらこども局あるいはこども部といった組織の編成ということも視野に入れる可能性も出てくるのではないかと私は考えております。
こども支援課に関連しては総務部長にもお尋ねします。
子供に関する業務や施策を充実させていくためには、それを担う組織や機構のあり方を見直すべきなのかどうか。現状を踏まえ、見解を伺います。
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◎総務部長
(浦野昭治) |
県の子供に関する主な業務をまず申し上げておきたいと思います。
少子化対策の総合窓口といったものについては企画局が現在担当いたしております。それから、母子あるいは寡婦の福祉、あるいは児童相談所といったものについては社会部が担当いたしております。それから、先ほど来お話ございます関係で、幼児教育、青少年対策、あるいは保育所等につきましては現在教育委員会がそれぞれ所管をいたしております。
例えば、先ほどお話がありましたように、こども支援課の業務のうち保育所、児童手当など保育関係の業務については現地機関では現在でも地方事務所が担当をしているなど、知事部局との連携に課題が出ているということは認識をいたしております。
現在、行政機構審議会で本庁部局の再編について、子供に関する組織も含めて、御論議をいただいているところでございます。その中では、現実に事務を行っている現地機関との連絡調整や、あるいは県全体での連携をわかりやすくするといった観点から、児童相談所や母子、父子の家庭の支援を行っております現在の社会部に関する案をたたき台としてお示しをしたところでございます。
いずれにいたしましても、教育や福祉のほか子育てと仕事の両立や健康づくりを含めまして、子供に関連する施策というのは非常に多岐にわたっておりますので、十分連携をとって効果的に進めていくことができるような事務配分、あるいは組織といったものを検討いたしていきたいと、こんなふうに思っております。審議会での御議論を踏まえまして、組織的、横断的な連携のとり方とあわせて詰めてまいりたいと考えております。
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| ■高島陽子 |
引き続き審議会での組織改編の議論を見守りたいと思います。
引き続きまして、最後になりますが、子供をめぐる問題に関して庁内の少子化対策推進会議の座長を務められる板倉副知事にお伺いします。
少子化は、もはや行政の課題の一つとして欠かせない必須アイテムにもなっていますけれども、なかなか打開策には至りません。少子化を考える懇談会において長野県らしい少子化対策のあり方が検討されていますが、子育て支援等を行っている民間グループの活動にも光を当てて支援を行うなど連携を図っていくのも一案と思いますが……
(申し合わせ時間経過のため発言終了)
今後の少子化対策のあり方についてどのように考えていらっしゃいますか。
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◎副知事
(板倉敏和) |
今後の少子化対策のあり方に関して御質問がございました。
近年、急速に進んでおります少子化の背景には、若い人の結婚観、出産、育児、教育、就業環境など、幅広い分野にわたるさまざまな社会的要因があると考えられます。このため、少子化を考える懇談会におきましては、地域の助け合いによる子育て支援、仕事と家庭を両立させる就業環境づくり、子供や家族を大切にする意識の醸成など、社会全体で取り組むことが必要な課題について重点的に検討をされているところであります。
この中で、地域の助け合いによる子育て支援に関しましては、住民同士がお互いに子供を預かる助け合いの仕組みや、地域で連携して行う子供の居場所づくり、親子の交流の場づくりなどにつきまして事例紹介が行われ、提案もなされているところでございます。
もちろん、行政だけで何とかなる問題ではないということにつきましては十分承知をいたしております。議員御指摘のように、企業、NPO、子育て支援グループなど、さまざまな主体が連携、協力し、県民が一体となった取り組みを進めていくことなしには十分な成果が期待できないと考えております。
県民会議の設置も提言されておりますけれども、いかにして県民各層の力を結集できるかなどにつきまして、今後の懇談会の議論も踏まえながら、具体的な方策について検討を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
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| 【社会衛生委員会】 |
| ■高島陽子 |
おはようございます。今朝、信毎の一面、第一社会面にも載っておりましたけれども、昨日の委員会を受けて、福祉の現場が大変困窮しているということが、レポートしてありました。きょう私がお尋ねしたいのは、10月1日が共同募金の日になっておりまして、私も自治会員の1人として、今年度、組長を仰せつかっていますので、私の住んでいるところでは決して強制ではないという形で、任意ということを断りながら、1戸当たり600円という目安で集めております。
でも、議員各位にいろいろお伺いしましたら、もう町内会費に繰り入れて、あらかじめ年度初めに集金しているというような地区もあるようです。行政の方、皆さん、赤い羽根を着けていらっしゃるんですけれども、そういう地域によって、その徴収の仕方の実態も、いろいろ違うわけですけれども。
要するに、私がお尋ねしたいのは、この共同募金会というのがどういう組織なのか、社会部が一番そのつながりが深いと思われますので、その辺の関係をお尋ねしたいということと。それから、県の全県版でこういうチラシがあるわけですけれども、4億8,564万9,000円というのが、19年度の目標額となっております。森林税、ちょっと全然目的は違うわけですが、1戸当たり500円という額を徴収するとこのぐらいになるんでしょうか。
こういった、大きなお金が集まっていて、いろいろなところに配分されているわけですけれども、やはりその福祉の現場、いわゆる、今、一番福祉で必要としているお金が、本当に公正に配分されているかということ。これは、もちろん県が責任を持ってやっているところではないかもしれませんけれども、非常に公益的なというか公共性の高い募金ですので、この点について、社会部長にお尋ねしたいと思います。
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◎社会部長
(藤巻益夫) |
私も、あまり詳しくなくて申しわけないんですが。確かに、一応、社会部で募金箱の方は用意をさせていただいて、県庁の正面玄関、あるいは合同庁舎の正面のところに置かせていただいて、私は500円玉を入れまして、これを1本抜いてきたわけでございますけれども。
その共同募金会が、全体をどうしてという先ほどの御質問は、私も詳しく承知していないので、福祉政策課長の方から、分かる範囲で答えさせていただきたいと思いますが。
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◎福祉政策課長
(轟好人) |
今、部長がお答え申し上げましたが、私も実は、細かいところは分かっておりません。たまたま社会部が県庁の担当ということで、受付の方へ箱を持っていって、赤い羽根と一緒に置いてあるという、事務的な役割を果しているわけですが。
この共同募金という愛称なんですが、いわゆる赤い羽根募金ということであります。この10月1日から12月31日まで行っているのが共同募金ということでありまして、また12月にはNHK歳末助け合い運動というのがありまして、その募金が始まるわけですね。この2つが、この共同募金の中にあるわけです。
昨年の実績を、これ共同募金会からもらったもので申し上げますと、共同募金の実績で言いますと、4億8,700万円余ですね、18年。NHKの歳末助け合い募金が2,000万円余であります。これらを配分するのに、NHK以外の一般募金については、郡市町村社会福祉協議会に3億5,500万円ほど行っております。それから公益施設には、2,200万円余です。それからあと、共同募金60周年記念の特別分として380万円ばかり配分されておりますし、あと公益福祉団体1,100万円。それから、あとは少ないんですが、市町村の社会福祉協議会の車両が900万円余、小規模共同作業所に車両配分が740万円。それからあと、県の社会福祉協議会の事業の方の配分が1,300万円などであります。
それから、NHKで申し上げますと、公益施設に200万円、障害者等共同作業所に1,100万円、それから精神障害者小規模訓練施設に400万円。それから精神障害者グループホームに140万円ほどということで、お聞きしております。
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| ■高島陽子 |
今、いろいろと費目をおっしゃっていただいたんですけれども、市町村社会福祉協議会というところにも3億2,000万円余ということで。これもう、社会福祉協議会の方に行き先が決まっているということもあるんですけれども。私はチラシなんかを見ると、たまたま県では今年60周年というようなことになっていまして、始まった当初の慈善事業というようなうたいと、今その実態が、福祉も、随分いろいろ制度とか環境が変わってきている中で、当然、県との関わり合いなんですけれども。その募金会というものが、これは国の方でもやっていることなので、別に長野県だけでという訳にはいかないんですけれども、決して小さな額ではないものでして、この点について、県の方の事業とともに、むらがなくという言い方はちょっと語弊がありますけれども。ちゃんと、本当に困っている人たちのところに、人もある程度分かるような形で、募金した方もどんなふうに使われているかということが分かるものであってほしいという声も、やはり納める方からは出ておりますので。
募金会と社会部とのその関係というのも、もちろん一体ではないので、この点については、あまり私も踏み込んでは申し上げませんけれども。この大きなお金を、有効に使うような形で、ぜひ福祉の現場に生かせるような施策というか、むだがないように設計していただきたいと要望します。
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| ■高島陽子 |
産科医不足に端を発して、医師不足の問題があまりにもヒステリックというか、深刻に報じられたりしているわけなんですけれども。この前の、本会議の西沢委員の質問に対して、医師が100人足りないと。部長、何人足りないとおっしゃったんですか。医師が不足しているということで、何人足りないとおっしゃいましたか、もう一度確認で。
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◎衛生部長
(渡辺庸子) |
今、長野県のホームページのところに、各病院からの求人情報というものを載せてあります。それをやりますと、大体138病院あるんですけれども、その中の6割以上の病院から求人が来ておりまして、合計300数十人の求人が来ているという、そんな状況でございます。
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| ■高島陽子 |
最新の県の保健医療に関する統計資料を見ますと、その求人の数で今おっしゃったわけですけれども、医師の人口10万人に対してのその充足の順位が、長野県は全国で35位ということで出ています。実はこの表の下のところの続きで看護師も、16年なんですけれど、30位と、決してこれは高い充足率だとは思わないんです。
看護師に関して、御質問したいと思います。県立病院に限ってなんですが、6月の委員会でも、そのときは特に今回、採用年齢の制限枠を拡大して50歳までということで募集すると、そんなお話があったかと思いますが。これ1回、夏で締め切ったと思うんですが、そのときの応募数と実績というか採用結果について、教えていただきたいんですが。
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◎県立病院課長
(北原政彦) |
6月議会でご説明したとおり、今まで35歳までだったのを50歳まで延ばすということで、応募者については、90人採用予定のところを102名の申し込みがございました。うち36歳から50歳にかかる人が30人ということです。
既に、内定通知を出したりしてやっておりますが、採用者数が今のところ76人の予定で、年齢的には、ばらつきがありますけれども、面接試験等をやってみましたら、今現在、違う医療機関とか個人の開業医とかそういうところで、パート的というかそういう勤務をしている方がもう一回、再度本格的に夜勤をやってもいいしというようなことで、応募していただいた方もおられます。それで即戦力として、実は期待しているところであります。
なお、夏に1回、募集をしたという話なんですが、今、第2次募集をさせてもらおうということで、準備を進めております。当初の見込みよりも、辞めていかれる方とか早期退職の方とか、産育休の関係も出てきておりますので、前回は6月20日プレスリリースで、申し込みが8月10日までだったんですが、今回新たに、この10月1日から10月31日まで第2次募集の応募期間としております。ただ、勤務予定機関としては、須坂とリハビリテーションセンターについては、ほぼ満足のいける採用が打てたので、ちょっと足りないというか、ぜひ応援してもらいたいというのは、こども病院、木曽病院、阿南病院、駒ヶ根病院という県立4病院でございますので、そこに限って募集をさせていただいて、11月11日に実施試験を行おうと、そういうふうに考えているところでございます。
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| ■高島陽子 |
この10月1日に更新された看護職員募集のお知らせ、私も確認しております。
それで、追加の募集ということですが、これは毎年、例年こういう形で、1次、2次とやっているわけですか。
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◎県立病院課長
(北原政彦) |
その年によって違いますけれども、最近、看護師がどうしても不足しているという中で、2次募集までやらないと予定も満たさないという中でやっております。
今回、35人ほど募集をかける訳ですけれども、看護師不足で県下の医療機関も7対1の問題もあったりして、採用圧力も大分かかってきておりますので、各病院とも採用するのは非常に、なかなか採用意欲がありますので、そういう中で競合しながら県としても、いい優秀な看護師を1人でも多く採用したいと、そういうふうに考えております。
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| ■高島陽子 |
ということは、今の現状が要するに、助産師や看護師が足りていないということだと、そういうふうに推測しますけれども。今のお話ですと、辞めていく人が多いと。相当、看護師あるいは助産師という、助産師は私もあまり聞かないんですけれども、回転が大分速いんですね、定着しないで。
この今回、予定機関は4機関あるわけですけれども、基本的なことなんですけれども、これは、居住地から近いところとか、そういう地域で採用する訳ですか。それとも、どんなふうな形で採用している訳ですか。本人が、ここに勤務したいという希望があれば、それを通してもらえるんでしょうか。
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◎県立病院課長
(北原政彦) |
採用については、全県1区ということで、採用を現在行っております。かつては病院ごとに選考採用を行っておりましたが、阿南病院とか、なかなか看護師の応募がないところもありまして、全県1区で採用するという形になっております。
ただ最近というか、この近年、いろいろ採用したあとの異動内示を出してみたりすると、やっぱり本人の希望以外のところは、違うところへ流れるという傾向もありますので、本人希望を一義的には尊重しながら、お願いできる方にはそちらに回ってもらうというような方向で充足しようというふうに考えております。
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| ■高島陽子 |
働き方ということについて、ちょっと踏み込んでお話を伺いたかったんですが、きょうはその点については、今後、調べる中で御指導願いたいと思うんですけれども。
35人ということですが、この中で助産師を必要としている病院は、どことどこですか。
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◎県立病院課長
(北原政彦) |
県内で、助産師を必要としている病院は、こども病院、須坂病院、木曽病院と、この3病院です。
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| ■高島陽子 |
そして今回は、当初の配属先として、産科が閉まるかもしれない須坂病院は除外されているわけですけれども、こども病院と木曽病院の助産師の数を、それぞれ教えてください。
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◎県立病院課長
(北原政彦) |
10月1日現在ですが、助産師の有資格者は、木曽病院に9名、こども病院に27名おります。そのうち、助産業務に従事している者が、木曽病院で5名、こども病院で15名ということで、休職とかそういうのがありますので、そこに所属していながら働けない方もおりますし、看護師として働いている方、それから師長になって全体を見る立場になっている助産師の方もおられると、そういう状況でございます。
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| ■高島陽子 |
須坂病院のことが随分クローズアップされまして、現在の産科医師1名に対して確か助産師が13、14名と聞きましたが。木曽病院は、この前医療事故もあったりして、そのときに伺ったのは、産科医が大変過酷な労働環境にあるということなんですが、確か、医師は2人だと伺っています。これに対して助産師は、これ十分な数なんでしょうか。
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◎県立病院課長
(北原政彦) |
木曽病院も助産師が、実はもう少しほしいというふうに思っております。看護の当直体制を組むときに、助産業務5名ということになりますと、当直がかなりの回数になってしまって、回転がつかない状況になっておりまして。これについては、今、県立病院の中にいる方で行っていただける方を探したり、10月の今回の応募で来ていただく方を探したりというような体制を取らざるを得ないと。ただ、いずれにしても年度中途でございますので、なかなか地域にいないという現実もありますので。院長以下、院長、事務長を含めて、県内ばかりでなく、県内には助産師の養成所があまり多くないものですから、近くの愛知県とか中京圏にまで出かけて、いろいろ募集活動をやっているんですけれども、なかなか助産師がつかまらないという状況でございます。
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| ■高島陽子 |
2次募集もされているということで、助産師に限らずもちろん看護師も、これはおそらく慢性的に不足している状況だということだと思います。
本来、その理想の看護師の数というのもある程度、推計されていると思いますけれども。今、ではこのこども病院から駒ヶ根病院までに限って、この4病院で看護師の、今、充足率というのはどの程度なんでしょうか。その数値の出し方で、いろいろあると思うんですけれども。さらにまだ35名を募集したいという、採用したいというような数が出ているわけですけれども、理想としてはどのぐらいいるべきなんでしょうか。
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◎県立病院課長
(北原政彦) |
看護師の数については、理想という形でちょっと言えなくて、県は地方公務員の定数条例がございまして、各病院ごとに定数がありますので。来年の4月1日を見通した中で申し上げますと、駒ヶ根病院が7名ぐらい欠員になると、だからあと7名はほしいとか、阿南病院が13人ほどほしいとか、木曽が4人、こどもが9人ほしいというような。あと須坂も若干はありますけれども、全体で34、35名不足しているという来年の4月1日の見通しでございますので、その分を充足すべく募集をかけているという状況でございます。
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| ■高島陽子 |
もちろん、医師不足が非常に深刻だということなんですけれども、この看護職員が足りてない状況も、やはりそれと同じようにもう少し周知、周知と言ったら変ですけれども、危機意識を持って取り組んでいただくべきなのではないかと思います。
それで、助産師の活用ということについては、たまたま須坂病院では10数人近くいるという現状なんですけれども、偏在しているということが今のお答えの中で分かりましたので、その助産師を活用すると。全県的に見渡して、できるだけバランスと医師との連携というか、そういう形が本当にうまくシステマティックに行くように少し、いろいろ制度設計もしていらっしゃるようなんですけれども、改善されるように要望いたします。質問を終わります。
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